「先生、私、立ってるだけで腰が痛いんです」──そう言って椅子に腰を下ろした彼女の顔を、今でも覚えています。大阪・玉造の腰ひざ専門よしかわ整体院、院長の吉川祐介です。

介護のお仕事をされている女性でした。きっかけは、1年前のぎっくり腰。
それ以来、腰の痛みが一度も引ききったことがない。動かしていなくても、ずっと痛い。
しかも肩は、触れるだけで激痛。だからマッサージにも行けない。逃げ場が、どこにもなかったんです。
想像してみてください。朝、目が覚めた瞬間から痛い。利用者さんの体を支えて、痛い。夜、布団に入っても、まだ痛い。それが365日、続いていました。
「もう、この体と付き合っていくしかないと思ってました」
彼女はそう言って、少し笑いました。その笑い方が、僕には諦めの音に聞こえたんです。
整体は人生で初めてとのことでした。だからまず、整骨院とリラクゼーションと整体は何がどう違うのかを説明しました。正体のわからないものに、人は体を預けられませんから。
検査をして、施術に入りました。彼女が一番驚いたのは、この瞬間です。
仰向けに寝ているだけで痛かった腰。その状態のまま、股関節のある一点をすっと押さえた瞬間──
「あれ、痛くない。うそ、痛くないです」
腰には、まだ一度も触れていません。
さらに、横に上げるだけで激痛が走っていた腕が、施術後にはスッと上まで上がりました。
この日、僕が向き合ったのは腰まわりだけです。肩は、ほとんど触っていません。
でも彼女は言いました。「肩まで軽いです。なんでですか?」
答えは、体には一本の軸が通っているからです。
足元から骨盤、背骨、肩へと、体は積み木のように積み上がっています。土台が傾けば、その上にあるものは全部かたむく。かたむいたままでは倒れてしまうので、どこかの筋肉が必死に踏ん張って支えます。
彼女の場合、その「踏ん張り役」を引き受けていたのが、腰と肩でした。だから土台側を整えて軸が通ると、踏ん張る必要がなくなって、触っていない肩まで力が抜けたわけです。
当院では、痛みをこう考えています。
つまり、痛みが出ている場所は、たいてい④の「被害者」です。原因は①や②にあることのほうが多い。
腰を揉んでも戻る。肩を揉んでも、また固まる。それは原因ではなく結果を触っているからです。
その場で痛みをやわらげることは、実はそれほど難しくありません。表面の筋肉をゆるめれば、一時的にはラクになります。
でも、芯が通っていない体・重心が偏ったままの体に戻れば、同じ場所に同じ負担がかかり続けます。数日でまた張ってくるのは、そのためです。
だから当院は、表面を揉むのではなく、体の深い部分に届かせて芯を通し、重心バランスを整えることを目的にしています。足元という土台から、順に組み立て直していくイメージです。
力任せに押したり、バキバキ鳴らしたりする施術ではありません。
「触れるだけで痛い」「マッサージにも行けない」「立ってるだけで腰が痛い」
もし今のあなたがそうなら、限界まで我慢しないでください。我慢した時間の分だけ、整えるのにも時間がかかります。
介護のお仕事は、腰を使わずに済ませることができません。だからこそ、負担の集まり方そのものを変えていく必要があります。
腰の症状については慢性腰痛のページに、当院の考え方は院長紹介に詳しくまとめています。
※ 実際にご来院された方のお話をもとに、ご本人の許可を得て再構成しています。感じ方や変化には個人差があります。
手遅れということはありません。ただ、我慢していた期間が長いほど、体はその状態を「いつもの姿勢」として覚えてしまうため、整えるのにも時間がかかる傾向があります。まずは今の状態を検査で確認するところから始めます。
痛みの強い場所に無理に触れることはありません。当院は痛む場所ではなく、負担が集まる原因側から整えていくため、つらい部分を直接押したり揉んだりしない形で進められる場合が多くあります。カウンセリングで必ず確認します。
お仕事を辞める必要はありません。ただ、体の使い方や持ち上げ方の癖が負担を増やしていることが多いので、検査で確認したうえで、現場で実践できる形のセルフケアと動作のコツをお伝えしています。
はじめての方がほとんどです。当院では施術の前に、整骨院・リラクゼーション・整体の違いから説明します。何をされるか分からないまま体を預けるのは、誰でも怖いことだと思っています。
初回 腰痛検査&整体コース(60分)4,800円(税込)
カウンセリング・姿勢撮影・検査・施術・セルフケア指導まで、すべて院長が担当します(通常11,000円)