ひとつだけ、試してみてください。立ったまま、前に体を倒す。次に、後ろに反ってみる。どうでしたか? 前は余裕なのに、後ろだけがやけに硬い。詰まる。怖い。もしそうなら、この先はあなたのための話です。

大阪・玉造の腰ひざ専門よしかわ整体院、院長の吉川祐介です。先日、こんな患者様が来られました。
「腰が痛くて、足も重くて歩きにくいんです」
体を見せてもらうと、前屈はスムーズ。床に手がつくくらい柔らかい。
でも、後屈だけが別人でした。数センチも反れないんです。
ご本人は「体、柔らかいほうなんです」と思っておられました。
半分は当たりで、半分は逆です。体の後ろ側は伸びる。でも、前側がまったく伸びない。
この前後のアンバランスこそが、腰の痛みが長引く正体でした。
後屈が硬い方の多くは、体の前側の筋肉が縮んで固まっています。
考えてみてください。デスクワークも、家事も、運転も、スマホも、全部「前に丸まる姿勢」です。1日のほとんどを、体の前側を縮めた状態で過ごしている。
前側が縮んだままだと、骨盤は後ろに引っぱられ続けます。その引っぱりを腰の筋肉が必死に支えて、張って、痛くなる。
つまり、痛みの出ている腰は被害者のほうなんです。
当院では、痛みをこう考えています。
後屈が硬い方の場合、③で働きっぱなしになっているのが腰です。前側が縮んで骨盤が引っぱられ、その分を腰が肩代わりしている状態です。
ご自身の体がどちらに偏っているか、簡単に確かめる方法をお伝えします。痛みが強い日は行わないでください。
チェック3で反対の脚が浮いてくる方は、股関節の奥にある筋肉(腸腰筋)が縮んでいる可能性があります。前屈は得意なのに後屈が苦手、という方の多くがここに当てはまります。
ご自身で確認できるのはここまでです。どの筋肉が、どのくらい縮んでいるのかまでは、外から見て動きを検査しないと分かりません。当院で姿勢の撮影と検査に時間をかけているのは、そのためです。
ここまで読んでいただくと、答えは見えてくると思います。
腰をほぐすのは、④を触っているだけです。その場はラクになります。でも①と②が変わっていなければ、腰はまた同じ仕事を任される。だから数日で元に戻ります。
痛みだけを追いかけると、いつまでもこの繰り返しになります。
当院では、腰だけを見ません。体全体のバランスを確認しながら、前側の縮みをゆるめ、骨盤の傾きと重心を整えていきます。
大事にしているのは、体に芯(軸)を通すことです。土台である足元から順に組み立て直し、重心バランスが整うと、腰が肩代わりしていた仕事から解放されます。表面を揉むのではなく、体の深い部分に届かせるのはそのためです。
その患者様の後屈は、施術後に見違えるほど変わりました。
「あ、後ろが怖くない」
その一言が、すべてでした。
「体が反れない」「腰痛が長引いている」。心当たりがあるなら、我慢しないで一度、体を見せに来てください。慢性腰痛のページもあわせてご覧ください。
※ 実際にご来院された方のお話をもとに、ご本人の許可を得て再構成しています。感じ方や変化には個人差があります。
壁を背にして立ち、腰を反らせてみてください。前屈で床に手がつくのに、後ろへはほとんど反れない・詰まる感じがある場合、体の前側が縮んでいる可能性があります。ただし痛みが強い場合は無理に試さないでください。
セルフケアで変わる方もいらっしゃいます。ただ、縮んでいる場所は人によって違い、股関節の奥の筋肉のように自分では伸ばしにくい部位が原因のこともあります。検査でどこが縮んでいるかを確認したうえで、その方に合ったケアをお伝えしています。
良い姿勢を意識することは有効ですが、意識だけで一日中保つのは現実的ではありません。当院では、そもそも支えなくても崩れにくい体のバランスに整えることを目的にしています。
はい。ただし反らすと強く痛む場合、別の原因が隠れていることもあります。検査で確認し、医療機関の受診をおすすめしたほうがよい状態であれば、その旨をお伝えします。
初回 腰痛検査&整体コース(60分)4,800円(税込)
カウンセリング・姿勢撮影・検査・施術・セルフケア指導まで、すべて院長が担当します(通常11,000円)