「行けないほどではないんです。でも、心から楽しめなくて」。連休や年末年始の帰省が近づくと、こうしたご相談をいただきます。大阪・玉造の腰ひざ専門よしかわ整体院、院長の吉川祐介です。

仕事も家事もできている。旅行に行けないわけでもない。それでも出発日が近づくと、「長く座っていられるかな」「途中で休みたくなったら、迷惑をかけるかな」と考えてしまう。
こうした方は、目的地だけでなく、移動時間や荷物を持つ場面まで先回りして心配しています。行けないわけではないので、まわりには言いにくく、つい普段どおりにふるまってしまいます。
腰やひざのせいで、やりたいことを我慢し続けるのは、本当にもったいないことだと思います。この記事では、出かける前と出かけた先でできる工夫をまとめました。
助手席や後ろの席に座る方も同じです。長い時間、同じ形で座り続けていることに変わりはありません。
運転中は平気なのに、目的地に着いて車を降りた瞬間、腰が伸びずに一度止まる。そんな経験はありませんか。
体は、座った形のまま何時間も固まっています。そこで急に立ち上がり、腰を大きく反らしたり、大股で歩き出したりすると、切り替わらない体に負担が集まります。
何歩目でふだんの歩き方に戻るか、右足と左足のどちらから歩き出したかを覚えておくと、ご相談のときの大切な手がかりになります。
電車や飛行機で長く座るときは、座ったまま足首を動かすのがおすすめです。つま先を上げ下げしたり、足首を回したりするだけでも、ふくらはぎの筋肉が動きます。

長い時間座り続けると、足の血液の流れが滞りやすくなります。足首を動かす、ときどき立って通路を歩く、水分をとる、といったことは、いわゆる「エコノミークラス症候群」を防ぐためにもすすめられています。
観光でたくさん歩いた日や、慣れない靴で長く立っていた日の夜は、足がむくんで重くなりがちです。
翌朝に痛みが強く残っている日は、無理に予定を詰めず、移動の少ない過ごし方に切り替えてください。
床にいる子どもや孫から「抱っこ」と手を伸ばされると、うれしいのに、腰が一瞬心配になる。そんな方も多いと思います。子どもは動くので、荷物よりも重心が変わりやすく、腕を伸ばしたまま抱えると、体から遠いところで重さを受けることになります。

抱き上げる前に「首に手を回してね」と声をかけると、子どもが体から離れにくくなります。床から抱き上げるのがつらいときは、先に椅子に座って、ひざの上に乗せてから立つ方法もあります。
また、抱っこはいつも同じ側になりがちです。抱きやすい側ばかりで抱っこしていると、体の片側に負担が集まります。ときどき反対の腕に替えることを意識してみてください。
お出かけや抱っこで腰が不安な方には、痛む場所だけでなく、何分くらい座ると気になるか、立って歩くと落ち着くか、荷物や抱っこはどちらの側が多いか、といった生活の場面も確かめます。
力任せに押したり、バキバキ鳴らしたりする施術ではありません。腰痛全般については慢性腰痛のページに、通院回数と料金の考え方は料金ページにまとめています。日常の動き方はぎっくり腰が怖い方への記事もあわせてどうぞ。
行きたい場所をあきらめる前に、一度体を見せてください。
※ この記事は一般的な体の仕組みについての説明であり、診断や治療効果を保証するものではありません。感じ方や変化には個人差があります。痛みが強い場合や上記のサインがある場合は、医療機関にご相談ください。
1〜2時間に1回を目安に、車を止めて外に出てください。つらくなってから休める場所を探すより、出発前に休憩する場所を決めておくほうが、言い出しにくさもなく安心です。
長い移動のときに着けると安心して動けるなら、一時的に使ってかまいません。ただ、ずっと頼りきりにならないよう、休憩のたびに体を動かすことも大切にしてください。
子どもの体が自分の体に近く、高めの位置にくるように調整してください。片方の肩だけに重さがかかるものは、長い時間使うと体の片側に負担が集まりやすくなります。
長い移動や慣れない寝具の疲れが出ることはよくあります。ゆっくり休みながら、少しずつ普段どおりに動いてください。何日たっても痛みが強い、脚のしびれや力の入りにくさがある場合は、医療機関で診てもらってください。
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